今やフラッシュマイクロコントローラは各社からいろいろ発表され、秋葉原のパー ツ屋で色々な種類のものを買えるようになりました。こうしたマイクロコントロー ラは次の理由からアマチュアホビイストに向いています。
部品だ け買ってきて自分の作った回路に載せられる。
日立H8はこうしたマイクロコントローラの中でももっとも有名なものの一つです。 その理由の一つは秋月からキットが出ているからでしょう。4,000円でCPUボード が一式買えるというのは(昔Z80や8086でCPUボードを作った者としては)隔世 の感があります。
H8はPICなどと比べて、豊富なメモリやI/O機能を備えています。そのため、C言
語で開発ができます。
H8のプログラムを開発するには次のものが必要です。
GCCとbinutil[1]は、たくさんの 他のCPUと同様にH8もサポートしています。これらは上の3つのツールを提供しま す。
Cygnus は組み込み用のシンプルなC標準ライブラリを提供しています。このライ ブラリを使うと、stdio, stdlib, string, mathライブラリの各関数が使えます。 しかし、ハードウェア操作ルーチンは含まれていません。
フラッシュ書き込みプログラムはH8にブートストラップコードを送出し、フラッ
シュROMにプログラムを書き込みます。H8とはシリアルI/O(RS-232C)で通信しま す。
次の手順でインストールを行います。
kp9m-iwt@asahi-net.or.jp