若者殺しの時代

評価
4
ジャンル
思想
著者
堀井憲一郎
出版社
講談社現代新書

堅苦しい話ではありません。バブルに踊った若者たちの話。自身の体験談として、軽い文体で書かれています。バブル時代を知っている人なら、懐しく思えるでしょう。

1980年代には、今では当たり前に思われているいろんなものがまだ存在しなかったんだなぁ。携帯がない時代を知らない子供達にびっくりした、という話を聞いたけれど、そういう今の若者に、東京ディズニーランドがなかった時代の話をしたら、どんな顔をされるだろう。この本にも書いてあった「お茶と水は買うものではない」という主義は、私は結構貫いていたなぁ。さすがに今では人間丸くなって、そうそうツッパって生きることもなくなったけど。