好きじゃない小説のレビューはどうしても文句ばかりになってしまうのを前もって謝っておきます。
「せっかく前作を誉めてやったのに...」というのが正直な感想です。「リング」で、「おっ、なかなかすごい作家だな」と思ったのに、前作のすごさは偶然だったことがよく分かりました。
頼むから前作を否定しないでくれよぉ。おまけにあさっての方向に突き進んでいくし。メディアミックスしやすいように作ったのかもしれないけれど、そのために自分のレベルを落とすことはないじゃないか。(レベルを落としたのではなく、前回が高かったのがまぐれであるというのを危惧しています)
「ループ」も出ましたが、買うのはためらっています。資本主義の世の中で「粗悪品を買わない」のはいいものを作るために消費者ができる唯一のことですから。