経済学の終わり

評価
3
ジャンル
経済
著者
飯田経夫
出版社
PHP

不況だ不況だといいつつ街にはモノがあふれ、消費者までが「物の値段が下がると困る」と言い出す現代。他人を蹴落として巨万の富を築くという、古き良き「アメリカンドリーム」を信奉する規制緩和論。社会主義国家の解体でついでに否定されてしまったマルクス経済学。そんな世の中に「何か変だ」と警鐘を鳴らす一冊。

GNPなどの数字のトリックにごまかされることなく、本当に「豊かな社会」を実現するのは何なのかを考えるのに最適です。日本がアメリカ社会のようになるのが本当にいいのか、それとも...