大魔王作戦

評価
4
ジャンル
SF
著者
ポール・アンダースン
出版社
ハヤカワ

「もし科学技術の代わりに魔法が発達していたら...」という、いかにもありがちな設定の元祖がこれ。(日本では90年代前半に結構流行ったような...)

しかし、そこらの亜流と全く違うのはその徹底ぶり。科学技術をすべて魔法に置きかえるとこうなるという見本です。我々がいかに科学技術に頼っているか、そしてそれらが意識にすらのぼってこないことを思い知らされます。

丁寧に、そして細心の注意を払って作成された魔法世界を堪能して下さい。