仏教に関する短いエッセイを、1日1つといった感じで並べてます。「春の巻」では、4,5,6月の約90日分が一冊になっています。
仏教の話もさることながら、ところどころにキリスト教やイスラム教の教えの話も入ってくるのがまた味があります。「宗教にはまった者は他の宗教を受け入れない」というのが誤解であり、宗教というのはそういう無知な人々が思っているほど底の浅いものではないということがわかります。
とかく難解に思われがちな禅問答や、普段はあまり聞かない原始仏教の話なども、素人にわかりやすく、楽しみやすく説明しています。やっぱ禅問答は面白いね。