悪徳なんかこわくない

評価
3
ジャンル
SF
著者
R・A・ハインライン
出版社
ハヤカワ

性の問題を大胆に取り上げた作品。今の時代ならともかく、この時代なら論議を呼んだのではなかろうか。

性に関するきわどい描写が続くので、人によっては受け入れられないかもしれない。あるいはそこだけに目が行ってしまうかもしれない。しかし端々にハインラインの主張が読み取れる。

ラストはなかなかのもの。この本のように急展開してパッと散る花火のようなラストが理想である。