はじめに
PSOでロールプレイをやっていると欲しくなるもの、それは「シナリオ」である。 最初のうちは自分のキャラを表現するだけで精一杯かもしれないが、シナリオの あるロールプレイをやってみると、その奥の深さがわかってくるだろう。
しかし、PSOでの「なりきり」からロールプレイを始めてしまうと、そもそも「シ ナリオのあるロールプレイ」を体験できないばかりでなく、そんなものがあるとい うことすら知ることができないかもしれない。それは非常にもったいない話である。
もしあなたがPSOにおいて「ロールプレイ」というものがあるということで感銘 を受けたなら、同じくらいの感銘を「シナリオ」について受けるだろう。そのく らい重要なものなのである。
ここでは、ロールプレイにおけるシナリオについて考察してみたい。
まず注意
ここでのメインの話は、PSOでロールプレイをするためのシナリオ作りである。普 通のTRPGに一般化できるところはあるかもしれない、PSOのための特殊事情が多 分に入っていることを考慮に入れてほしい。
それから、登場する人物は架空のものである。が、筆者本人の経験に基づいてい るため、どうしても過去のプレイの内容が出てきてしまうのは避けられない。知 り合いの人は「これ、もしかしてあの時の」と思うかもしれないが、一応架空の ものだとして読んで欲しい。