いよいよ…
トリガー: ‥‥
サンドラ: おお、あれは
ガート: そ、そういえばこいつが!
ガート: よし!
(モネストの組織を採取)トリガー: のんきなコトやってる場合か
ガート: 良かった良かった、ちゃんと採取できたよ
トリガー: …こいつ一匹(ラッピーのこと)連れ帰れないかなって、あ…
薙: 逃げたね
トリガー: す、素早い…
薙: パイオニア2ではラッピーは持ち込み不可能だったはずですね…
トリガー: そうだっけか…？
薙: ええ
ガート: ？？？そんな規則あったっけ？まあ、捕まえられないし‥
トリガー: なんとかいう動物保護団体もうるさいしな。ま、ラッピーはあきらめよう
薙: そうですね…ただ、凶暴化したラッピーを持ち込んだらパニックになるかと…
ガート: 動物保護団体!いっぺんここ来てみろって感じ
サンドラ: グリーンビーンズ？
トリガー: 名前はどうだかしらないが…
トリガー: 以前も連中の凶悪なテロがあったばかりだしな
サンドラ: ふーん
ガート: まったく、ああいうバカはなぁ‥
サンドラ: 暴動とか？
トリガー: 触らぬ神に祟りなしって、とこだ
サンドラ: そうかもね
ガート: 大学にもそういうのにハマってる人いるけどね
トリガー: 友達は選べよ
ガート: ああ、大丈夫。僕の友達にはいないよ
サンドラ: さすがに人相手じゃ、ヤれないからね
薙: 行きすぎた信仰や信条はやっかいですね
ガート: ああいうのは真面目な人がなりやすいんだよ
トリガー: 真面目ねぇ…
トリガー: 以前俺が来たときにはこんなに連中は凶暴じゃなかったような気がするんだがね‥
ガート: そうなんだ？
薙: ええ、そうですね、それは感じます
トリガー: わからないことばかりさ、この星は。
ガート: ほんとだね
薙: あのモニュメントも気にかかりますし
サンドラ: モニュメント…
薙: ええ
サンドラ: …
ガート: 僕はそういうのは自分では調べられないから
トリガー: パイオニア1の連中が見つかったって話もいっこうに聞かないしな…どこへいったのやら‥
ガート: そうだなぁ
サンドラ: そうだね
サンドラ: パイオニア1か‥
トリガー: ？
サンドラ: いや‥ 先に行く？
トリガー: サンドラ？お前やっぱり変だぞ
ガート: なにか言いかけんたんじゃ？
サンドラ: そう？
トリガー: 大丈夫なんだろうな？
サンドラ: ええ
トリガー: …無理はしてくれるなよ？
ガート: なにか隠してる？
サンドラ: 大丈夫だよ、私は。 …まだね
薙: 戦闘中に考え事は禁物です
トリガー: …だな
ガート: んー…
トリガー: 薙のいうとおりだ。まずは任務を果たしてから
薙: ええ
サンドラ: 心配はいらないよ。ちょっとドキドキするだけだよ
トリガー: 悩み事は後にしよう
ガート: 大丈夫？ここらで帰ろうか？
サンドラ: いや先に進もう
トリガー: (とは言うものの…珍しいな‥サンドラがこんな風に‥‥ま、こいつもプロだ、大丈夫だろう‥
ガート: 本当にまだ先へ行ける？
サンドラ: そんな心配そうな顔しないでもいいよ
ガート: OK、OK
薙: ふう、いやな雨…(小声)
ガート: 戦いは終わったよ
トリガー: なんだ？ありゃ？
ガート: あれ？
薙: 転送機のようですね
トリガー: だよな？
薙: こんなものありましたか？
トリガー: あれ？こんなモンあったかな‥？
ガート: あったかな、って‥あるものはしょうがないよ。どこに行くんだろ？
サンドラ: 随分大きいのね
トリガー: …パイオニア2‥かな？
サンドラ: この先のエリアかも
トリガー: しかし…そんな情報、だれか聞いてるか？
ガート: いや、全然
サンドラ: うーん
ガート: 薙さんは？
薙: いえ、聞いていません
トリガー: って、ことは‥誰かが母船と行き来しやすいようにこれを設置した‥とか？
ガート: ホントかなぁ‥
トリガー: 転送機をくぐったら、そこは住み慣れた街だった、ってトコじゃないか？
薙: 設定座標軸を調べられないでしょうか？
ガート: 設定座標軸ねぇ‥僕は苦手だなぁ、機械は。
サンドラ: どうやって調べるの？
薙: 無理でしょうか？さすがに専用の端末みたいなものがあればよいのですが‥
トリガー: …入ってみるか？それが一番早いぜ？
ガート: えっ、いきなり？
ガート: ま、経験豊かなトリガーさんがいうんだから‥
サンドラ: ふむ
トリガー: 進むべきか、留まるべきか、迷ったら進め…ハンターのオキテだぜ？
サンドラ: オキテ？
ガート: そんなものかなぁ‥
トリガー: そんなもんさ
ガート: ま、ついていくよ。
薙: 多少危険ですが、行ってみましょうか？
トリガー: ま、悩んだってしかたない。行ってみようぜ？
サンドラ: わたしもいいよ
ガート: 別にわざわざ変なところにいく必要もないんだけど…
薙: じゃ、念のためにシフタとデバンドかけておきます
サンドラ: よろしく
ガート: ま、みなが行くんなら行くよ‥
サンドラ: おっと
ガート: ふぅ
トリガー: み、みんな無事か!？
薙: ふぅ…
ガート: あ、ああ…
サンドラ: 問題ないよ
薙: ええ、なんとか
ガート: さっき助けてくれたのはお礼を言うけどこんなとこに連れてきたのはトリガーさんだからね
トリガー: くそっ‥誰だよ？ここを抜けたら街だなんていい加減な事いいやがったのは!？
ガート: トリガーさんだよ! まったく…
トリガー: ‥‥
サンドラ: …
トリガー: …(滝汗)え、えーと、ご、ゴミン…
サンドラ: まあ、いいよ
薙: ふふ
薙: …、どうやらセントラルドーム内部のようですね…
サンドラ: ま、ずいぶん歩いたからね
ガート: こうなったらなんか意地でも見つけてやる。やられ損にはなりたくないからね
薙: さきほどのドラゴンの皮膚とかはどうですか？
トリガー: ‥‥商魂たくましい学生だなぁ。ありゃ将来大物になりそうだぜ…
サンドラ: そう、かなぁ
トリガー: …元気なのはいいことだよ‥？多分‥‥
サンドラ: まあね
ガート: 溶岩…
ガート: こんなとこに何もあるわけはないか…くそっ、こうなりゃやけだ。ドラゴンの牙でも‥
サンドラ: でもね
トリガー: ん？
サンドラ: あまり深く入り込まない方が良い事もあるよね。クス
トリガー: …そうだな。若い連中には辛い思いはして欲しくないよな‥
サンドラ: 若い連中？
トリガー: ‥!!
トリガー: お、俺だって勿論その若い連中の一人だぞ!？ ‥‥
サンドラ: ま、そういうことにしますかね
トリガー: ぐ…