植物採集

ガートランドさんの友人(先輩)が、論文を書くためにラグオルの植物標本を欲しがっています。「なんでもいいから適当に取ってきてくれ」といういい加減な頼みに一行は心良く(?)応じました。

それぞれの思惑(2)

トリガー: おいおい学生さん?
ガート: ん?なんだい?
薙: ?
トリガー: 前に出すぎだぜ?危っかしくて見てられん
ガート: だって、武器、杖だし‥そりゃ危いのはわかってるけど‥
トリガー: さっきの銃はどうした?ま、まさか…ほんとに水洗いしたんじゃ‥?
ガート: 緑色のヘンなのでべたべた。あんなの使う気がしないよ。洗っちゃだめだっていうしさ。
トリガー: そうか…
トリガー: (わざとつたない振りをしている?実力を隠すため?だが‥なぜだろう‥‥
サンドラ: ま、杖はレンジ広いから
薙: 私もこの銃しか手持ちはありませんし
ガート: 杖なんていつも使わないからなぁ‥
薙: ハッピーさん、なにか考え事ですか?
トリガー: ん?い、いや何でもない‥
サンドラ: そう?
トリガー: ‥‥
薙: そうですか…
トリガー: …行くか?
サンドラ: じゃあ、そろそろ行く?
ガート: う、うん
薙: 採集の方は大丈夫ですか?
ガート: え?あ、ああ、このへんてさっきのと同じ植物しか生えてない。なんか変わったのがないと‥

Captured Image

サンドラ: なんだろ、あれ?
トリガー: ? モニュメント‥?
ガート: なになに?
薙: ええ
サンドラ: もう少し近くに行かないと分からないね
トリガー: 行ってみるか?
サンドラ: そうだね
薙: そうですね
ガート: うん

トリガー: な、何ッ!?
Captured Image
トリガー: ふう‥おどかしやがる
薙: 油断できませんね
(戦闘)
サンドラ: 終わりかな?
ガート: ふう、やっぱり皆さんに頼んでよかったよ
トリガー: 今のデカブツなんてどうだ?
サンドラ: 植物じゃないけどね
ガート: あんなヤツ僕では相手できないね
トリガー: ‥‥
薙: 一人で相手をするには少し荷が思いでしょうか
トリガー: (何か隠してやがるな‥やっぱり‥
ガート: ?? なんだ、あの視線は?


Captured Image
薙: あれですね
薙: きゃ!
(すかさずレスタ)
薙: ありがとうございますっ
ガート: 薙さん!
トリガー: なに。お互いさまさ!
(戦闘が終わって)
ガート: 大丈夫?
サンドラ: 危なかったね
薙: ありがとうございました
ガート: お礼なんていいよ、君の笑顔が見られれば
トリガー: ‥‥ やれやれ‥
薙: …(微苦笑)
ガート: …
薙: ありがとうございました(お辞儀)

Captured Image

サンドラ: さて、あれかな?
薙: ええ、そのようですね
ガート: サンドラ、どうしたんだい?
サンドラ: いや、なんかあのマーク、顔のようなものがあるね
トリガー: マーク? ‥‥
薙: …なにやら文字と彫物がありますね
ガート: 顔?たいていの変な模様は顔に見えるものなのさ
サンドラ: 違うかなー
トリガー: だれが作ったのかしらんが‥悪趣味だぜ‥
薙: しかしパイオニア1がここに来てからまだ7年のはずです
ガート: ああ、そうだよね
サンドラ: でも、なんかこれを見ていると
薙: これはそれより以前に建築されたように思えますが‥‥
サンドラ: クス
ガート: そんなことまでわかるのかい?ふぅん‥ やっぱり薙さんはすごいや
サンドラ: …
トリガー: 年代もの…って感じはするよな…
薙: それほどでもありませんよ?
トリガー: ま、難しいことは船の学者さんたちに任せるさ!
サンドラ: …ふう
ガート: そうそう、こんなボロっちい柱どうだっていいよ
薙: そうですね、今は仕事に専念しましょう
サンドラ: ここから離れよう
トリガー: ‥‥
サンドラ: クス

Captured Image

ガート: んん、これは見たことのない植物だなぁ。葉っぱだけでも…
トリガー: よせよせ! そんなデカいもの持ち帰れないぞ!
ガート: う、うわぁ…危ない、落ちるところだった‥
トリガー: ‥‥
トリガー: (後姿にも隙がない…何者だろう…?それだけじゃないだろうな‥どうにも嫌な予感がするぜ‥ま、そのうち尻尾を見せるだろ。学生なのは…たぶん本当だろうが
薙: ?
薙: それこそ、組織だけを切り取ればいいのでは?
ガート: ちょっと切り取って‥と…切り取って… ナイフもってない…しまった! ねえ、誰か切るもの持ってない?
サンドラ: では、この槍で
ガート: あ、サンドラさん、ちょうどいい。それで、スパッと、さ
サンドラ: ちょっとどいてね
ガート: サンキュ!
サンドラ: では (と槍を振り降ろす)
ガート: これでよし、と
サンドラ: って、取ったの?
ガート: ああ
ガート: さ、さてと…