先輩の頼み
トリガー: ‥‥
薙: さて、そろそろ時間のはずですが‥‥
ガート: こんにちはー、ガートランドっていいます
薙: こんにちは、薙と申します
ガート: えーと、薙とトリガーハッピーさん
薙: ええ
トリガー: …あんたが依頼者かい?
ガート: そうです
トリガー: ‥‥
薙: 植物標本の採集を手伝ってほしいとのことですね
トリガー: (ガートランド君をじろじろ眺める)
ガート: ええと、いきなり依頼の話でいいですか?
トリガー: ああ、話してくれ
ガート: 実は、大学の研究室の友人から頼まれまして...ラグオルの原生植物の標本を取ってきてほしいと。ただ、僕一人だと心細いから、皆さんにご一緒していただきたいわけです。
トリガー: 大学っていったか?今あの惑星がどういう状況か理解してるんだろうな?
ガート: ええ
トリガー: …大学はあんたがラグオルに降りることを承知してるのか?
ガート: ああ、僕はこれでもれっきとしたハンターだから大丈夫だよ
トリガー: な、なに?お前さんが?!
ガート: ああ、そうだよ、そうで悪いのかい?
薙: (ちょっと驚いた顔)
ガート: な、なんだよ、薙さんまで...
薙: い、いえ別に何でもありません^^;:
トリガー: (うさんくさげにじろじろながめる) ‥まあいいさ。報酬がもらえるのなら俺には文句をいう筋合はないしな。
ガート: と、とにかく...いろいろ標本を集めてくるのが仕事だよ。種類は多ければ多いほうがいいんだって
トリガー: そっちはあんたにまかせるよ
薙: わかりました。標本の選定などはおまかせします。
ガート: ぼ、僕も友人に頼まれただけだから植物なんてさっぱりわからないんだけど...
トリガー: ‥‥
薙: リストなどは依頼者の方からもらっているのですか?
ガート: い、いや、なんでもいいから色々取ってきてくれ、だって
トリガー: お前さん、学科はなんなんだ?
ガート: 僕は経済専攻だよ
トリガー: 生物の専門じゃないのかい?
ガート: ああ、さっきもいったじゃないか
トリガー: ま、まあ‥適当に見繕ってくりゃいいのか‥な
ガート: そうそう
トリガー: わかった
ガート: たくさん集めたり、ヘンテコなのを持って帰ればボーナスくれるってさ
トリガー: だが、やっぱりそれはあんたに任せるよ。
ガート: うん、わかった
トリガー: 俺は銃以外のことはからっきしでね。他のこと質問されても力にはなれんだろうしな。
ガート: そうなのか..
トリガー: 薙さんっていったか?あんたはどうだい?
ガート: 薙さんは?今のでわかった?
薙: はい?ええと、私もあまりテクニック以外のことをきかれても…
トリガー: ま、ハンターズってのは極端なプロフェッショナルの集団だからな
ガート: 僕も一応ハンターズだよっ!
トリガー: そ、そうだったな‥
薙: ですが、微力ながらお力添え致します。
ガート: さてさて、仕事の件はいい?準備は?
トリガー: おれも荷物運びくらいならなんとかなるかな?
薙: ええ、準備なら先ほどしました。いつでも大丈夫です。
(編注: サンドラさん乱入により、導入部にかなり編集が入っています)
(と、そこにサンドラ登場)
トリガー: よう、サンドラじゃないか!いま暇か?
サンドラ: 久しぶり
薙: ? お知り合いですか?
サンドラ: ええ
トリガー: ま、ちょっとな
ガート: おや?
トリガー: 腕は信用できる。
薙: フォースの薙と申します。以降お見知りおきを
サンドラ: よろしくね
トリガー: あー・・・ガートランド君? 彼女は俺と以前組んだことのあるハンターの一人でな、もし良かったら・・・彼女も今回の件に一口噛ませてやってくれないか?
ガート: 残念ながら大学からは2人分の報酬しかないけど、いいのかい?
トリガー: ああ、報酬の件なら心配しなくていい。俺への報酬は彼女に回してくれればいいし、俺自信も責任を持ってあんたの手伝いをさせて貰うよ。どうだい?
ガート: 僕は全然かまわないけど?
サンドラ: いいよ、借金といってもたいしたもんじゃないし。わたしはさ。
トリガー: すまんな…
サンドラ: くす。
トリガー: ああ、文句はないよ。俺はね
薙: わたしは3等分でもかまいませんが
トリガー: いや、慣れ合いはよくない。とくに薙さん
ガート: ま、そこのところはまかせるよ。
薙: そうですか?そうおっしゃるなら…
トリガー: あんたとは初めての仕事だからな。
ガート: あーあ、僕なんかただ働きなんだから…まったく‥
薙: わかりました(微笑)
トリガー: 麗しきは友情…ってか?
薙: 情けは人のためならず、ですよ?ガートランドさん
ガート: そ、そうだね
トリガー: サンドラ、聞いての通りだ。おまえさんの都合がよければ、俺達に付き合えよ?地表の森付近に、こちらの学生さんが行きたいんだそうだ。つまりその護衛が仕事だ。どうだ? おまえさんなら楽勝だろ?
サンドラ: OK。で、サンプルってのは?
トリガー: ‥‥それが‥なんというか…要は何でもいいらしい
ガート: 要するに、地上に降りて適当に植物を集めてくる、ま、そんなところです。
トリガー: 珍しそうなものならなおいいんだとさ
サンドラ: でも、ラグオルにはとんでもないものがいるから気をつけないとね
トリガー: ま、今日一日楽しくやろうぜ!
サンドラ: OK
トリガー: 俺のことはトリガーって呼んでくれ! よろしくな!
薙: ええ
ガート: わかった、トリガーさんだね
サンドラ: え、兄貴じゃないの?
トリガー: さて、準備はいいか?みんな?
サンドラ: いつでもOK
ガート: ああ、僕はいいけど...
薙: ええ、準備は整っております。
ガート: よし、じゃあ行こう
トリガー: じゃ、さっそく行くか!