解説
今回の話は、MiO(=ファーン)さん提案の学園物の設定が下敷きになっています。それについてここで簡単に解説します。
ハンターズ関係の学校として、パイオニア2には二つの学校があります。一つはハンターズギルドが開いているハンターズ養成学校、もう一つはパイオニア軍幼年学校です。どちらも小学校から高校ぐらいの年齢の子たちが通っていて、戦闘訓練などもあり、子供たちはハンターズや軍人を目指して勉強しています。
ただし、二つの学校の方針は、主催であるハンターズギルドと軍の性格を反映して、大きく異なります。
ハンターズ養成学校は、実戦主義で、小学校くらいの年齢の内から実戦訓練としてラグオル地表に降ろされます。そのため、戦闘能力はずば抜けています。ただ、貧乏なのであまり良い武器は持っていません。一匹狼的な子が多く、組織的な行動には慣れていません。
パイオニア軍養成学校は、戦術、戦略の講義など知識面の修得が主で、戦闘もシミュレータによる訓練がほとんどです。地表での実戦は高校くらいになってはじめて行います。潤沢な資金と装備がありますので、生徒もいい武器を持っていることが多いです。
性格が正反対ですので、生徒たちはお互いのことを良く思っていません。幼年学校の生徒は養成学校を「野蛮人の行くランクの低い学校」と考え、反対に養成学校の生徒は幼年学校を「役に立たないぼんぼんの通う下らない学校」と思っています。
お互いの生徒間の交流はあまりないのですが、いくつか合同で行う年中行事があり、その時にたまたま一緒になった生徒同士でいざこざを起こすことがよくあります。
とまあ、こんな設定です。そして、もう一つ、今回の奉仕活動について。
養成学校では月に一度、奉仕活動として周辺区域の清掃活動を行っています。先生の意図としては、普段問題ばかり起こす養成学校の生徒の評判を上げようと行っているものです。基本的に幼年学校にはありませんが、何人かがボランティアで養成学校の生徒に混じって参加することもあります。
ただ、実は、「清掃」というのは、ここでは森の敵の掃討を意味します。そして、その事は新入生や幼年学校の生徒は知りません。そして、それを知っている生徒は、成績にも影響せずサボると怒られるこの行事を皆嫌っています。
という設定でした。参考までに。