生命の危機!
ゲートを抜けた先は、敵もさらに強くなっています。あ、ああっ! 雪丸君がブーマに囲まれてとうとう倒れてしまいました。すかさずファーンがリバーサーをかけます。
エルフィナ: ...
ファーン: 大丈夫よ、気絶したのばれてないみたい
雪丸: ほんとに?(汗
ヴァリシス: あ!よかった!間にあった! ほっ
ファーン: ばれてる
雪丸: げ
ファーン: 減点ね、きっと
エルフィナ: 死んだ方が、先生には好都合でしたわぁ
ファーン: いい!先生の前で絶対気絶しちゃだめよ! とどめをさしにくるわよ
雪丸: とどめ..
ファーン: あの先生ならやりかねない
エルフィナ: ただ、不慮の事故がおこるだけですわぁ
ファーンさん、あなたはよく分かってますね。そうそう、その通りですから、くれぐれも気をつけてくださいね。
一行はついに森の最強モンスター、ヒルデベアに出会います。
雪丸: でっかいゴリラ...
エルフィナ: 可愛いゴリラさんでしたわねぇ
ファーン: 可愛い??
エルフィナ: 一匹ほしいところですわぁ
ヴァリシス: 先生に正常な感性を期待してはいけません..
また、ヴァリシスは余計なことを..
エルフィナ: メキ! (ヴァリシスに会心の一撃!)
ヴァリシス: あ、あああああ
ヴァリシス: ピー #$")"#("
とうとうヘッドパーツが折れてしまったヴァリシス、暴走寸前!
ヴァリシス: ......
ヴァリシス: Now rebooting...
雪丸: 先生!ちょっとやりすぎです
ファーン: あ、ああ
ヴァリシス: え、ええっと、なんでしたっけ?あれ?みなさんどうしました?
エルフィナ: 愛のムチですわぁ
ファーン: いまので記録消えたんじゃない?
エルフィナ: ぜんぜんオッケーですわ
雪丸: 愛のムチって...
ヴァリシス: さあ、さっさと試験続けるですよー
ファーン: まーいいか
本当にいいんですかねー。大丈夫?
さて、一行はようやくセントラルドームに到着しました。
エルフィナ: もう少しで最後の問題に行きますわぁ
エルフィナ: これには先生が特別培養した可愛いトカゲちゃんが相手ですわ
雪丸: ううっ
ファーン: 先生、本当に先生なの?
エルフィナ: うふふ、もちろんですわぁ
ファーン: はい 質問!
エルフィナ: はぁいなんでしょう
ファーン: その最後の試験の結果がよかったら前半のことは多少は眼をつぶってもらえるんですか?
エルフィナ: うふふ、いいでしょう
雪丸: ファーン...
ファーン: 本当ですか?
エルフィナ: でも、先生が特別に鍛えたトカゲ、メルローズちゃんに簡単に勝てるとは思いませんわぁ
ファーン: でも先生、約束ですよ。そのトカゲに勝ったら..
エルフィナ: うふ、もちろんですわ
ファーン: よーし、俄然やる気が出てきたわ。雪!
雪丸: !
エルフィナ: 絶対勝つわよ
雪丸: う、うん
エルフィナ: ここで勝たないと私たちに明日はないのよ
雪丸: は、はは..そーかも
ヴァリシス: がんばってくださいね
エルフィナ: あ、メルちゃんはきわめて獰猛でしかも肉食なので負けたら多分エサですわよぉ
ファーン: 大丈夫です! どんなに獰猛でも先生よりましです
雪丸: ぷっ
バズーカを撃ちだす先生
ファーン: いまのは冗談です^^
雪丸: あわわ
ファーン: 冗談ですってばー、もう
エルフィナ: また手が滑りましたわ
ファーン: 先生はとってもいい人ですわ
雪丸: なんかファーン手慣れてきた?
エルフィナ: そうそう、それでいいですわ
ヴァリシス: ファーン、人のあしらい方を覚える、と
雪丸: はぁ...
ファーン: いくわよ、明日のために
雪丸: うん... 明日のために...
そして試験もいよいよ最終問題です。セントラルドーム内部に通じる転送ゲートの前で、二人の生徒はひそひそ話。もしかしたらこれが生涯最後の話になるかもしれませんから...
雪丸: ファーン、いつもごめんね、僕がふがいないから
ファーン: 気にしない
雪丸: ...でも
ファーン: いいから... そのかわり、試験がおわったらなんかおごってよね
雪丸: う、うんっ(笑顔)
ファーン: さあ、いくわ、明日のために
雪丸: いこう、明日のために
ファーン: 明日の朝日はきっときれいよ
さあ、気合い十分、待ったなし!