もう、先生ったらぁ
森のモンスターをバッタバッタと倒していく一行。もちろん一番張り切っているのはエルフィナ先生です。
ヴァリシス: 先生! 先生が全部倒しちゃったら試験にならないです
エルフィナ: あ、そうでしたねぇ。ひさびさに血が見れたので興奮しちゃって。わたくしとしたことがいけませんわぁ・・・
雪丸: ヴァリシス、余計なこと言わない
雪丸君、早くも帰りたがっています。
雪丸: 早く終わらせよう
ファーン: うん
雪丸: 身が持たない
エルフィナ: 試験の結果が悪いと補習でまたやりなおしですわよ
さすが地獄耳のエルフィナ先生、生徒の内緒話まで聞きつけます。
雪丸: ええっ!補習もあるんですか?
ヴァリシス: ああ、またあたしが狩り出される..(小声で)
余計な事を言ったばっかりに、ヴァリシスに先生の鉄槌が。
ヴァリシス: あぁ...
ファーン: 恐いね
雪丸: うん
ヴァリシス: みなさん!補習にならないようにがんばるですよ
このままじゃヴァリシスの頭の修理代がばかになりませんからね。
ファーン: ねえ、どうする?
雪丸: どうするって、いくしか...
エルフィナ: 敵前逃亡は銃殺ですわよぉ
ヴァリシス: 先生に法は通用しないですよ
ファーン: あんなこといってるよ
雪丸: ・・・(滝汗
ファーン: あんなの先生にしちゃいけないと思うのよね
ヴァリシス: あたしも記録係でよかったと思うですよ(小声)
雪丸: うん
ファーン: ねー
あ?大丈夫ですか?そんなこと言ってて…先生の耳に届いたら…
そして、戦闘中に雪丸君がブーマの攻撃を受けて負傷します。
ファーン: まって、手当しないと
雪丸: あ、ああ、いいよ、べつに
ファーン: よくないよ。傷みせて
その時! 先生、まっさきに回復!
ファーン: あ
雪丸: ...
雪丸: 先生...
ファーン: せっかくあたしが手当しようとしたのに、もうーー
ファーン: ぶーーー
エルフィナ: のろけはいけませんわぁ
ヴァリシス: のろけはいけませんです! だそうです!
エルフィナ: 先生独身ですからぁ
ヴァリシス: 先生まだ独身なんです!
ファーン: そんな性格だからよ
ヴァリシス: 性格以前の問題です!
エルフィナ: この前も街でいちゃついていた人達に数発ぶちこんでしまいましたからぁ
ファーン: いやな人ね、それは独身だわ
雪丸: まずいってば
ファーン: 聞こえてないって
エルフィナ: 先生の前では禁止です、いいですか
ヴァリシス: だから先生に見えないようにやるです
雪丸: と、とにかくいきましょー
ファーン: むー
そうこうしている内に、一行はセントラルドーム周辺への転送ゲートを見つけました。
エルフィナ: ちょうど折り返し地点ですわ
雪丸: 半分終わったね
ファーン: うん、終わったね
エルフィナ: さあ、お弁当にしましょう。遠足にはお弁当がつきものですわ
ファーン: 先生もってきたの?
エルフィナ: いえ、現地生物をお料理しようとおもってましたのに…
雪丸: 遠慮しときます(汗
ヴァリシス: 雪丸、賢明な選択、と
エルフィナ: あら、残念
ファーン: ほんと、変わった先生よね
雪丸: う、うん
生徒二人は何やらひそひそ話。すると…
エルフィナ: ち な み に みなさんの服には盗聴器がついておりますの
雪丸: え?え?
ファーン: え! どこ?
エルフィナ: あとで内容を観覧させていただきますので…
ヴァリシス: ちゃあんと電波はあたしが受信してるです
雪丸: ああ、おしまいかも…
エルフィナ: 無理にとろうとすると自爆しますのであんまりいじらないほうがいいですわぁ
ヴァリシス: 先生、自爆装置も大好きなんです
ファーン: お、鬼ね (ボソ
雪丸: うん、鬼
エルフィナ: (ヴァリシスに)きっちりあなたにもついてますわよぉ
ヴァリシス: え?ええ?? ああーーーーーー
雪丸: ほんとむちゃくちゃだ
ファーン: なに考えてるのかしら
エルフィナ: 会話の内容によっては個人的に教育しますのでそのおつもりでぇー
雪丸: うえぇ
ファーン: うう、、、
ゲートを抜けると、そこは雨模様。ファーンさんはそこで思わず一言。
ファーン: 雨… まるでわたしの心のよう、、はぁーー