SMD(表面実装用部品)のハンダ付け

チップ抵抗やフラットICを普通のはんだごてで扱うテクニックです。

表面実装ICのハンダ付け

ICをつける

1.27mmピッチくらいなら一本ずつていねいにハンダ付けしてもできますが、 もっとピッチが狭くてピン数が多いICでも次の方法で楽に付けられます。

  1. 1番ピンのランドにハンダを盛っておきます。
  2. 1番ピンのランドにハンダごてをあててハンダを溶かしながら、ICを置きます。ランドに合うように位置合わせをします。
  3. ICが動かないように、反対側のピンもハンダ付けします。
  4. ランドにハンダを載せる感覚で、ハンダを供給しながら横にハンダご てを滑らしていきます。横とつながってしまっても気にしません。ハ ンダが多すぎると失敗しますので、心持ち少なめにしましょう。
  5. ハンダごてを当てて足に沿って引くと、ハンダブリッジがきれいに分 かれます。

ブリッジしたら

ハンダの量が多すぎると、ブリッジがきれいに分かれてくれません。また、足 の上の方にハンダが吸い上がってきてしまいます。 こんな時には
ジャーン!! ハンダ吸い取り線の出番です。これで吸えばきれいになります。だから失敗も気にしない気にしない。 ちなみに、吸い過ぎたらまたハンダを足せばいいのです。今度は多すぎないように慎重にね。

ICをはがす

細いワイヤ(0.2φ程度のエナメル線)を用意します。

  1. ICのピンにブリッジするくらいたくさんハンダを付けます。
  2. ワイヤを足の内側に通します。
  3. ハンダごてでハンダを溶かしながらワイヤを引っぱります。
  4. これを必要な辺について繰り返します。

専用工具やブロアがなくても簡単にとれます。お試しあれ。