ETCの話

高速道路のETCシステムは設計ミスだよなーって話。

この前の日曜日に高速道路を使いました。高速道路はたまに使うので、うちの車にもETCを入れてあります。

ETCは、始まった当初は誰がわざわざ買うんだこんなもんという扱いだったのが、割引がついたらとたんに皆買い出し、今ではもうほとんどの人が装備してる状態になったようです。しかし、当初はETCで駐車場管理とかドライブスルーとかいろいろできるよ!という話を聞いていたような気がしますが、今でもまだ高速道路以外の活用事例はほとんど聞きませんね。

ところで、いつも気になっているのですが、ETCってクレジットカード(相当)を入れなくてはならない関係上、車から離れるときには抜くというルールに一応なっています。けれど、皆これを守ってるのか。実際、高速道路のサービスエリアなんかでこれを守ってETCカードを抜くと、けっこう入れ忘れるんですよ。そもそも車載器自体にIDが登録されているのに、なんでわざわざカードまで入れさせるんでしょうかね。

ETCカードを入れ忘れたり、あるいはその他の理由でゲートが開かなかったりすると、危ない目に会います。


ところで、諸外国では、そもそもETCのようなシステムにゲートなんてついていないそうですね。なんでこんなわざわざ事故を招くような危なっかしい仕様にしてしまったのか。

ヨーロッパの電車のシステムなどでは、改札が日本では考えられないくらい緩くて、切符を買って持ってても誰もチェックしに来ないのでかえって気になるくらいです。その代わり、たまに改札に来た時に切符を持っていないと大変なことになる。それに対して日本では、切符を持っていない人は絶対に入れないようなシステムにしてしまいます。

お金を徴収できなかった場合にゲートを閉めるということが、交通事故の原因を増やしてでもやらなくてはならなかったことなのか。疑問に思います。


日本では、完璧を求めすぎて、別のところにしわ寄せがいっているのに気づいていない(かあるいは無視している)ことが時々あります。