久しぶりにサイトをリニューアルして、新たにブログを始めることにしました。一応、コラムをやめてしまってこっちに移るというわけではなく、コラムはコラムでやっていくつもりです。
まず、なんでサイトが休止状態になっていたのかというと、まあ実生活でいろいろあったということもあるのですが、今まで使っていたDrupalを使い続けるのがだんだん面倒になってきたというのが第一にありました。
そもそもなんでDrupalにしたのかというと、ページの追加がだんだん大変になってきたからです。その前は、HTML直書きまたはDocBookのソースから、WMLを使ってHTMLを作っていました。WMLといってもWireless Markup Languageではなく、debianなんかのパッケージにあるアレです。しかし、その当時、1000ページ近くレンダリングしようとすると結構な時間がかかったのです。makeを使って更新した部分だけレンダリングするようにはなっていたのですが、1000ページ分のdependencyを読み込むのにまた時間がかかって……。なので、編集や追加な簡単なCMSに乗り換えようと思ったのです。
しかし、Drupalはわりと妥協の産物で、使いにくい部分がありました。そもそもエディタではなくWebブラウザで文書を書くというのはなかなか慣れないもので、よくセーブし忘れて書きかけの文章をなくしてしまったものでした。エディタなら頻繁にセーブする癖がついているのですが、Webブラウザの画面はすぐ消してしまう癖がついてしまっているのです。
それに加えて、頻繁なアップデートの問題もありました。セキュリティアップデートがたびたびあり、結構面倒なのです。そもそも編集機能はブラウザ経由にしたくないのに、システムの都合でブラウザ経由になってしまってしかもそのためにセキュリティが問題になるという、無駄な努力を強いられておりました。
しかし時代は繰り返すもので、最近またオフラインで編集してレンダリングするのが流行ってきているみたいです。昔と違うのはその速度で、1000ページもあーっという間に(さすがにあっという間ではない)できてしまいます。これならやる気が出る、ということで、さっそく改装にかかったわけです。
Octopress, Pelican, Middleman などいろいろと触ってみましたが、結局このサイトにはmetalsmithが一番いいと感じました。metalsmithが良かったのは、逆説的ですが機能が何もなくて一から作らなくてはならないというところです。そもそもこのサイトはつくりが結構複雑で、既存のシステムのどれを持ってきても、ぴったり合う感じにはなりませんでした。ならばいっそ、何にもないところに自分でいろいろ作ってしまった方が早い、というわけです。
さて、ブログはあんまり量を書くものでもないので、このくらいで終わりにします。こんな感じで続けられるかどうか……