文書をフリーにしよう

「フリーウェア」という言葉はソフトだけのものではありません。

はじめに

フリーソフトという概念は一般に広く知られるようになりましたが、フリーな文書という概念はまだ広く知られていないようです。しかし、自分のホームページを持っている人も増えてきて、仕事ではなく趣味で書かれた文書はずっと増えてきています。

ソフトウェアの分野では、仕事ではなく趣味で書かれた文書が「フリーソフト」として自由に流通し、それがソフトウェアの分野のポテンシャルを高める重要な役割をしています。ホームページに載せる文書も、「フリー」という事を皆が考えれば、もっと世の中を高める重要な役割を担えるはずです。

ソフトとは違って、ホームページは誰でも気楽に作れるばかりに、「自分が世の中の役に立っている」という意識が希薄なところがあります。あなたが趣味で書いた文書は、もっと世界に貢献できるのです。

ここで、少し注意事項を述べておきます。ここで言っている内容は「こうすべきだ」というものではありません。「あなたがここでいう話に賛同していただけるなら、このようにしてもっと世界に貢献しようではありませんか」と言っているだけです。こういう考え方もあるんだ、と言っているだけなのです。

この文書が提案しているお願いは、ほとんどの人が問題なく受け入れることができると私は思っていますが、押し付けはするつもりはありません。自分で書いた文書の権利を主張するのは自然なことですし、正しい事です。

それから、ここではホームページに載せる文書を主な対象としていますが、それに限ったことではありません。それに、文書だけではなく絵やデータも同様です。