雑学「大江戸庶民事情」

評価
4
ジャンル
歴史
著者
石川英輔
出版社
講談社

落語などでおなじみ「江戸時代の庶民」は私の好きな題材でもあります。大河ドラマや歴史の教科書では結構暗い雰囲気がありますが、実際はこんなに明るくて楽しい時代だったんだぞと教えてくれる一冊です。

実際、我々は江戸時代をもっと誇りに思ってもいいと思います。世界一の大都市を築いて、世界史上類を見ない平和な時代を築いた我々の祖先たちのことをこの一冊でよく知りましょう。当時、世界的に日本の科学技術、文化がいかに進んでいたかがよく分かります。

「日本人は平和ボケだ」なんて当たり前ですよ。江戸時代の平和な暮しが染みついているんですから。ならずものの欧米人が攻めてこなければもっと長い間平和ボケしたままでいられたんですが、残念なことです。