植物採集

ガートランドさんの友人(先輩)が、論文を書くためにラグオルの植物標本を欲しがっています。「なんでもいいから適当に取ってきてくれ」といういい加減な頼みに一行は心良く(?)応じました。

それぞれの思惑(1)

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サンドラ: 雨だね
ガート: あ、雨だよ‥
薙: あ、雨ですね…
トリガー: みんないるな?
トリガー: くそっ降ってきやがったか
ガート: しょうがない、杖にするかな
サンドラ: こういう日は…気分が高揚するね
トリガー: サンドラ…
サンドラ: え?
トリガー: お前って時々わからんな…
サンドラ: クス
ガート: 僕ももうちょっと君のこと知りたいな‥ふふふ
サンドラ: あまり知らない方がいいと思うよ。クス
トリガー: (おっ こいつ生意気に…ま、でも相手がサンドラじゃな…
ガート: … いいよいいよ、じゃ僕は薙さんに…
ガート: ね、ね、薙さん
トリガー: …
薙: はい?
ガート: い、いや、真面目に答えられても困るんだけど‥
薙: …?(小首を傾げる
ガート: い、いや、いやね… 先行こう!先!
トリガー: こいつもようわからん…(--;)
サンドラ: ?


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薙: ふぅ
サンドラ: ふぅ
トリガー: 大丈夫か?
ガート: あまり大丈夫じゃないよ
トリガー: …大丈夫そうだな‥
薙: 次から次へとよく湧いてでてきますね…
ガート: まったく…
トリガー: (こいつに護衛なんて‥ホントに必要なのか?どうもおかしい
薙: ええ、これくらいなら何とかあしらえます
ガート: 先輩、なんにも知らないで僕にこんな仕事押しつけて、さ
トリガー: ‥‥
ガート: はあぁ、ただ酒って恐いねぇ
トリガー: 酒だ?
ガート: 酒おごってやるから!って結果がこれだよ
トリガー: ‥‥
ガート: まったくもう‥
サンドラ: ふむ
トリガー: 先輩は選んだ方がいいぞ。


サンドラ: 今気付いたけど
トリガー: あん?
薙: 何でしょう
サンドラ: ライフル変えたんだ
トリガー: ああ、こいつのことか?
サンドラ: そう
トリガー: ま、ちとワケありでな(苦笑)
薙: ヴィスクー社のものですか?
トリガー: ああ、悪くない品だぜ?
サンドラ: 強い?
トリガー: 使い勝手はいい。俺の唯一の自慢‥かな
薙: そうですか、なかなか名前の知れたメーカーのようですからね
サンドラ: へー、そうなんだ。
ガート: やっぱり強い人は使っている物が違うな。メーカー品だってところで既に違うね、僕とは。
トリガー: (実は借金のかたから取り戻したのが、昨日の朝なんて‥言えんよな‥何言われるか知れたもんじゃない
サンドラ: …なんか表情が
ガート: 薙さんのは?
薙: 私は普通の護身用のオートガンです
トリガー: ふむ
ガート: ふーん
トリガー: でも悪くない。よく手入れしてある。
薙: 口径の大きな銃は反動が大きいですからね
トリガー: うんうん‥さすがにわかってるぜ
薙: ええ
サンドラ: あと、命中させるのに技術がいるよね。ライフル
薙: これくらいが私にはちょうどいいです
トリガー: いいか‥学生さん?よく聞いておけよ
ガート: う、うん?
トリガー: 銃というものは…

(以下トリガーによる10分にわたる力説)

ガート: Zzz
トリガー: …

トリガー: というわけだ! わかったか!?
ガート: わ、わかった! 勉強になりました!
トリガー: うむ、よろしい。
サンドラ: 雨の中、よく寝れるよなぁ…
ガート: どんなとこでも、つまらない話があれば、ね
薙: (木の陰で雨宿り)
サンドラ: ふむ
トリガー: ふんふふーん(ご機嫌なハッピー君)
薙: さて、行きましょうか
サンドラ: OK
トリガー: よし