植物採集

ガートランドさんの友人(先輩)が、論文を書くためにラグオルの植物標本を欲しがっています。「なんでもいいから適当に取ってきてくれ」といういい加減な頼みに一行は心良く(?)応じました。

ヘンな植物って?

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サンドラ: 上か
薙: やっかいな…
ガート: ん?こりゃなんだ?植物?
(モネストは粉みじんに)
ガート: あ、ああ…あっというまに‥
トリガー: のんきなやっちゃなあ
サンドラ: でも植物のわりには‥おっと
ガート: もうあとかたもない‥
薙: いまのが植物?
サンドラ: あれは植物じゃないかもね
ガート: さあ、僕に聞かれてもわからないけど‥違うのかな
サンドラ: だって、血が出てたし
トリガー: ぞっとするよ、まったく
サンドラ: うーん、でもこの錆びた金属のような匂いがいいねえ
トリガー: おいおい…
サンドラ: クス
薙: というよりも、先ほどの蚊のようなものの巣のように感じましたが…
トリガー: (ったく‥どこまで冗談なんだか‥)
サンドラ: なるほどね
ガート: なんだかよくわからないものは先輩にあげれば分析してもらえるさ、きっと。持っていってあげよう
サンドラ: じゃあ、かき集めて持っていく?この辺だったかな?
ガート: うわ、ぐちゃぐちゃ‥これはちょっとなあ‥
トリガー: 俺はごめんだぞ。こんなもん…(ーー:)
ガート: 今度あいつが出てきたらお手柔らかにたのむよ。
トリガー: まさか…生け取りにしようってんじゃないだろうな
サンドラ: 自身ないけど努力はしてみるよ
トリガー: おいおい!本気かよ!?
ガート: ちょっと細胞を削り取るだけだよ
トリガー: ‥‥ ったく‥ブツブツ。
ガート: まあ、そういわずに、ね、頼むよ!
サンドラ: じゃあ、しぼまないうちにとってね
トリガー: ‥‥好きにしてくれや‥(ため息
薙: ふう、わかりました。やってみましょう
ガート: お、お願いします、薙さん
薙: はい
サンドラ: ま、取るのは私達じゃないし
トリガー: やれやれ‥


トリガー: 学生さん?
ガート: ん?なんだい?
トリガー: あんたハンターズの一人だっていったよな?
ガート: ああ、そうだよ
トリガー: どこで戦い方を教わった?思ったよりやるじゃないか!
ガート: 戦い方?教わってないなあ。逃げ方ならだいぶ教わったけどね
サンドラ: 本能ってこと?
トリガー: …
サンドラ: へぇー
サンドラ: 逃げるって?
トリガー: ホントにそれだけか?
ガート: あ、ああ、そうだよ
ガート: ま、小遣い稼ぎだけなら真面目に戦う必要も...
トリガー: 銃の扱いも…敵のあしらい方も…どうも素人とは思えん‥
ガート: だから素人じゃないよ、れっきとしたハンターズの一員だよっ!
トリガー: ‥‥そういうことにしておくか…
ガート: そりゃ僕でもいくらかは仕事してるんだから‥
トリガー: 学生の身分でか!?
ガート: ああ、そうだよ、バイトだよ、バイト
薙: 人それぞれ、詮策はやめにしましょう、ハッピーさん
トリガー: ... ハッピーじゃない!トリガーと呼ばんか! 誰がおっさんだ!俺はまだ29歳だッ!‥野郎!
ガート: おいおい、おっさんってまでいってないって
トリガー: ‥‥す、すまん。ちょっと取り乱した‥
サンドラ: じゃ、早いとこ仕事して、他回りますかね
ガート: は、はいはい
薙: ええ、そうしましょう

薙: あちらは来た道に戻りますね
トリガー: では逆に行こうか
ガート: じゃ、こっちだ
サンドラ: ちょっと涼んでるから終わったら言ってね
ガート: ほらほら、いくよ
サンドラ: はいはい
トリガー: ピクニック気分か?
サンドラ: クス


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薙: ここの植物はどうですか?
サンドラ: この植物、光ってるようだけど‥
ガート: むむ、これは‥ 不思議なのもあるもんだ‥
トリガー: 気色わるいぞ‥
薙: 胞子のようなものを出していますね
サンドラ: 不思議だね
トリガー: 俺、生物学者にはなれそうもねえや‥
ガート: 取っとこう‥ う、うわぁ、手になんかついた! い、いやだなぁ‥
薙: 菌類でしょうか?
ガート: 洗うとこないかな‥
トリガー: 小川を探そう

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ガート: あ! あった! ふぅ‥
トリガー: あのチョウなんてどうだ?
サンドラ: チョウ?いないようだけど
ガート: ねぇ、ハッピーさん
トリガー: はっぴぃーじゃない!トリガーと呼ばんか! …
ガート: あ、ああ、トリガーさん
トリガー: で、なんだ?
ガート: 銃って水で洗っちゃっていいの?なんかさっきのがくっついちゃったんだけど‥
トリガー: ‥‥
トリガー: おまえ、ほんとにハンターズか‥?
ガート: あ、ああ、一応‥
トリガー: いい訳あるか!
ガート: !!! 聞いてよかった‥
トリガー: 銃を水につけるなんて常識外れも甚だしい!
ガート: … ごめんなさい
トリガー: 大体‥

(以下、トリガーの5分にわたる説教の最中)
薙: 木洩れ日が眩しいですね
サンドラ: ああ
ガート: ... Zzz

トリガー: わかったか!?
薙: ふふ、聞いた相手がまずかったですね
サンドラ: 終わった?
ガート: は、はっ! あ、ありがとうございました!
トリガー: 寝るなーー! お、お前というやつは…
ガート: …い、いえ、寝ていたわけでは…
ガート: ええと、ええと‥
トリガー: じゃ、そのよだれはナンだよ?
ガート: さ、次いこ、次! お仕事お仕事ー
トリガー: ‥‥ ったく‥ブツブツ‥