何でも屋14: お見舞い品のベストチョイス

入院しているひかりちゃんへのお見舞い、何にしようかなぁ

相談

4人はいつものようにミーティングテーブルを囲んでいた。しかし、なつめはどこか元気がなかった。
アスタシア: あらら?なつめちゃん、今日はどうしたの?
なつめ: はぁ……ひかりちゃんが入院か……もしものことがあったらどうしよう……
アスタシア: 命にまで別状はないと思いますけどね……
ゼロ: ひかりちゃん、絶対大丈夫だもん!
しかし、なつめはストライクの胸をどかどかと叩いた。
なつめ: あんたの逆怨みのせいじゃないのよ!! あんたのせいでひかりちゃんが……
アスタシア: 別にストさんのせいってわけでもないでしょう。アレスとかいう悪い奴のせいなのであって……
なつめ: そうだよね
なつめはストライクから離れて、がっかりして自分の席についた。

しばらく誰も何も言わずに時間が過ぎていった。
アスタシア: そうだ。なにかお見舞いを持っていってあげましょうよ。それも単に買ってくるものじゃなくて、何かわたし達みんなで努力して見つけ出すようなものを持っていってあげたいとそう思ってるんですけど……何かいいアイデアない?
なつめ: 少しでもひかりちゃんの力になれるものが欲しいよね。ひかりちゃんと言えば……
すると二人が同時に言った。
なつめ: 苺タルトしか頭にないようだから
ゼロ: 苺タルト〜。あはは。さすがに駄目かなぁ
アスタシア: とびっきりおいしい苺タルトか……
なつめ: 苺を探すとかは?もしくは快気祝いにさ、パルチザンをプレゼントするとか
それまで黙っていたストライクが口を開いた。
ストライク: 噂だが……森の奥にとびきりうまい苺があるらしい……
アスタシア: へー、そんな噂があるんだ
なつめ: でもなんで知ってるの?
ストライク: 姫が食いたいと……な
なつめ: へぇ、そんなにうまいんだ
アスタシアは別の所が少し気になった。
アスタシア: 姫ってだれ?
なつめ: 上司だ……
アスタシア: あ、なんか昔聞いたような気がする。ストさん、その人のために苺を探しに行ったの?
ストライク: ああ……だだこねると手に負えなくてな……
アスタシア: へー。意外。
アスタシアがびっくりしたような顔で言った。

なつめは気を取り直して呼びかけた。
なつめ: 噂かもしれないけどさ、行こうよ
アスタシア: ええ、行ってみましょう。じゃ、森に行く準備をしましょう
なつめ: ひかりちゃんを喜ばせようよ!!
ストライク: ああ……タルトの下準備もしなくてはな……
アスタシア: 取ってきてからでいいんじゃないの?
なつめ: なんなら例のケーキ屋はどうかな?
一行はわいわい相談をしながら、店を後にした。
ゼロ: いっちご狩り〜