プリント基板を作ろう

サンハヤトの感光基板を使うコツを紹介します。

仕上げ

基板ができあがったらフラックスを塗ります. 液体のを筆で塗ってもスプレー を吹きつけてもかまいません.

そして, 両面基板で必要ならスルーホールを付けます。 サンハヤトからスルピンキットなるものが出ているようですが, 実は私はまだ 使ったことがありません. ただ, 表面実装部品を主に使っていると, スルーホー ルの必要性をあまり感じません.

ここでは, ビアの付け方について述べます.

  • 穴と同径のスズメッキ線を用意します.
  • バリの無い方の面のランドにハンダを載せます. 穴が隠れるくらいでできるだ け薄く載せます.
  • もう片方からワイヤを突っこみ, 突き当るまで押します.
  • ニッパでワイヤを切ります. 表面近く(ニッパで切れる限界)のところで切ります.
  • 上からハンダごてで押します. 熱が下のハンダに伝わるとハンダが溶けてワイ ヤが少し沈みます. この辺はやってみると力加減で分かるはずです.
  • 上をハンダ付けします.
  • 出張りすぎているようなら, ヤスリで削ります.

こうすれば, かなり平らなビアが付けられ, 上にQFP-ICなどを載せられます. ただ, 上に物を載せてしまうと修正がきかないため, 事前にテスタでしっかり と導通チェックをしておきましょう.