プリント基板を作ろう

サンハヤトの感光基板を使うコツを紹介します。

ここでは, プリント基板の作り方を説明します. サンハヤトの感光基板の説明 書に載っていることなのですが, 私自身の経験も含めて記します.

ちなみに,サンハヤトからは一銭ももらっていません. 念のため.

パターンを作る

今では, パターンはCADで作るのが当たり前になっています. フリーのCADもい くつかあります. また, お金を出せば当然いいCADが買えます.

次のソフトが私のお勧めです.

  • フリーならEasyTraxかkbanです. 前者はDOS版で, Simtelのアーカイブにあります. 後者は窓の杜などで手に入れられます. EasyTraxはDOS版だという問題を除けばほぼ満足できる出来です。
  • お金を40万程度出すことができるなら(研究室ならOKでしょう) 回路図CADとPCB CADをセットで買いましょう. OrCADやProtelなどがお勧めです. OrCADもProtelも, PCB CADについて目玉が飛び出るような値段が書いてありますがご安心下さい. オートルータの付いていない廉価版があるはずです. オートルータがなくても十分金を出す価値はあると思います.
  • フリーソフトとの一番の違いは回路図CADとの連動とネットリストです。回路図CADで書いた回路の配線をプリント基板上で示してくれます。あるとないのとでは本当に違います。
  • お金をもっと出すことができるなら, 苦労はないですね. 好きにして下さい.基板なんか自分で作らなくて外注でよいのでは?

自作できるのはせいぜい両面基板どまりです. パターンを作るのに苦労するかもしれませんが, 思い切ってジャンパーをたくさん飛ばすことにすれば意外に簡単になることもあります. 部品はできるだけ表面実装用にしましょう. 穴を開ける苦労が減ります。

目次

  1. パターンを出力する
  2. マスクを作る
  3. 感光
  4. 現像
  5. エッチング
  6. ソルダーマスク
  7. 穴開け
  8. 仕上げ
  9. 出来上がり